2025-October
マルチワークスペースURLとショートIDの発表
これまでSankaでは、1つのブラウザで「事業A用ワークスペース」と「事業B用ワークスペース」を同時に開いて業務を進めることが難しい状況でした。今回のアップデートでは、各ワークスペースに一意の「ワークスペースショートID」を付与し、URLレベルでワークスペースを明確に切り替えられるようにしました。
- 各ワークスペースに数桁の
short_idを自動採番(例:/12345678/orders/のようなURL構造) - Workspace IDの自動採番ロジックにより、ワークスペースを横断的に管理することができるようになっています。
- 人気機能のSAN AI もワークスペースごとに呼び分けができるので、より安全にSankaを利用できるようになっています。
- 複数ワークスペースをタブを開いた並行作業
- 「本番用」「テスト用」「クライアント別」など複数テナントの切り替え
2025-September
アソシエーション機能の刷新:自由に「つながり」を設計
Sankaで、会社・連絡先・案件・売上請求・カスタムオブジェクトなど、様々なレコード同士を「アソシエーション」で接続できます。 今回のアップデートでは、このアソシエーション機能をさらに拡張し、ユーザー自身がラベルや関係性をより柔軟に設計できるようになりました。1. アソシエーションの「ラベル」によるカスタマイズ
次のような改善を行いました。- ワークスペース単位で自由にラベルを作成(例:請求先担当者、導入パートナー、親会社・子会社 など)
- 多言語表示をサポート。ユーザー作成ラベルは自動的に日本語ラベルにも同期
- 「どのオブジェクトからどのオブジェクトへ紐付けるか」を明示的に制御。さらに同じオブジェクト同士の紐付けも可能に
- 1対1 / 多対多などをメタデータとして保持し、UI側で選択数制限などのロジックに利用可能
2. コンテキスト別ラベル表示制御
「同じ関係でも、見る画面によって呼び方を変えたい」というニーズに対応するため、表示制御が行えます。- 注文側では「請求先」、請求書側では「対象注文」のように、画面ごとに異なるラベル名を設定可能
- カスタムオブジェクトのIDやオブジェクトスラッグをキーにして、コンテキスト別の表示ラベルを細かく指定
- 自動補完ロジックにより、登録されたオブジェクトごとのデフォルトラベルも自動生成
- 「親会社」「グループ会社」「顧問税理士」など、現場に合わせた多様な関係の追加
- 標準オブジェクトとカスタムオブジェクトをまたいだ柔軟なリンク
2025-August
カスタムPDFドキュメントの全面リニューアル
見積書・請求書・発注書・納品書・領収書など、対外的に送付する帳票の「見た目」は、ブランドイメージや業務プロセスに直結します。今回のアップデートでは、PDFドキュメント生成基盤を全面的に見直し、より自由度の高いカスタマイズが可能になりました。
1. テンプレート管理機能
- 各ワークスペースごとにテンプレートを管理が可能に
- テンプレートの複製はもちろん、社印やロゴの位置調整なども自由自在。細かなレイアウト調整が可能
- プレビュー機能をを利用して、「画面で見たレイアウトそのまま」のPDFを生成できます
- 日付フォーマット・通貨もワークスペース設定に合わせて自動適用
2. 柔軟な差し込み項目
テンプレート内では、Sanka上のプロパティやカスタム項目を自在に差し込めます。- 会社名・取引先名・合計金額・税額・支払期日などの標準フィールドに加え、カスタムフィールドも指定可能
- 商品項目や小計・税額・割引・支払条件など、帳票特有のロジックをテンプレート側で表現、インボイス制度の要件にも対応
- アソシエーションラベルとも連動し、関連先の情報(例:請求先担当者、配送先)を動的に表示
3. 複数レコード・集計に対応したドキュメント生成
1つのテンプレートから複数レコードのPDFをまとめて生成できます。- 1ファイル内に複数の請求書・納品書を連結して出力できます。
- 商品明細行のグルーピング・集計(品目別・部門別など)に対応
2025-July
Salesforce インポート/エクスポート機能の強化
Salesforce と Sanka のデータ連携をより高速かつ安全に行うため、インポート/エクスポート基盤を大幅に拡張しました。標準オブジェクトだけでなく、カスタムオブジェクトからの大量データ連携にも対応しています。
1. 大量データ対応の高速インポート
Salesforce からのインポートは、オブジェクト別モジュールとして実装されています。- 会社(Account)・取引先(Contact)・商品(Item)・受注(Order)、カスタムオブジェクトなどの連携に対応
- ストリーミング処理やチェックポイント(再開用)を活用し、大量データでも高速処理
- さらにエラー対処を改善するために詳細なログ・進捗管理に対応し、途中停止や失敗時も原因を追いやすい設計になっています
- また、プロパティやオブジェクトのマッピングも自由な設計になりました。例:カスタムオブジェクトから Sanka 請求書へのマッピングなど
- 所有者情報や関連オブジェクト(顧客・会社)の自動振り分け機能も搭載
2. 柔軟なフィールド/関連先マッピング
各モジュール共通で、「Salesforceフィールド → Sanka項目」のマッピングを細かく定義できます。- Salesforce側の候補フィールドを動的取得、Sankaのプロパティにドラッグ&ドロップで簡単マッピング
- カスタム項目(
__c)やユーザー参照・レコードタイプ・添付ファイルURLなどもマッピング対象として選択可能 - アソシエーションマッピングを使って参照関係もアソシエーションとして取り込み可能
3. エクスポート機能
エクスポートについても対応オブジェクトを拡充しています。- Sankaのレコード情報をSalesforceのCRMデータとして作成・更新
- 大量データも非同期で安全に処理
- 既にSalesforce側に存在するレコードは更新、新規のみ新規作成する設計
2025-June
Sankaは、「使いやすさ」と「業務効率の最大化」を追求するAIベースのクラウドERPとして、日々進化を続けています。このたび、新たにショートカット機能、アドバンスサーチ機能、そしてプライベートビュー機能の3つのアップデートをリリースしました。今回は、それぞれの機能がどのように日々の業務をサポートしてくれるのか、わかりやすくご紹介します。1. キーボードショートカットで操作スピードが格段にアップ
日々の業務で、「あのモジュールにすぐアクセスしたいのに、クリックが多くて面倒…」と感じたことはありませんか?Sankaのキーボードショートカット機能を使えば、そんな煩わしさから解放されます。- たとえば h を押すだけでホーム画面へ移動
- 1-1 といったショートコードで特定のモジュールへジャンプ

2. アドバンスサーチ & 検索スコープの強化で、必要な情報がすぐに見つかる
複数条件を組み合わせた検索が、より柔軟かつ簡単にできるようになりました。- ビュー内で検索バー横のフィルターアイコンをクリックするだけで、高度な条件設定が可能に。
- 一度設定した条件は保存しておけるので、何度も同じ絞り込みをする手間が省けます。
- さらに、従来はオブジェクト管理画面内にあった検索スコープ機能が検索バーに統合され、細かい条件指定がより直感的に行えるようになりました。

3. プライベートビューで自分専用のワークスペースを確保
共有ビューが増えてくると、「このビュー、自分しか使っていないのに他の人にも見えてしまう…」「管理がごちゃごちゃしてきた…」と感じることはありませんか?そんなときに便利なのがプライベートビュー機能です。- 自分のアカウントだけが閲覧できるビューを作成可能
- チームに影響を与えることなく、自分の仕事スタイルに合ったカスタマイズができる
- プライベートビューは作成時のみに設定ができます。作成したパブリックビューをプライベートには出来ません。

まとめ:より快適で効率的な業務環境へ
今回のアップデートは、Sankaが目指す「複雑さのない業務管理」の実現に向けた大きな一歩です。- ショートカットで操作時間を短縮
- アドバンスサーチで必要な情報に瞬時にアクセス
- プライベートビューで、自分だけの快適な業務環境を構築
2025-May
バージョン1.16(2025年5月15日)
サブスクリプション管理機能の大幅アップデート
Sankaユーザーの中でも人気の高いサブスクリプション管理の機能が大幅リニューアルされました。サブスク型のビジネスモデルにおいて、収益の可視化や顧客分析は欠かせません。今回のアップデートにより、より直感的かつ戦略的にサブスクリプションを運用できるようになります。
1. MRRの構造と成長を棒グラフで可視化月次経常収益(MRR)の新規獲得・継続・解約などの構造を、視覚的なレポートとして表示できるようになりました。誰が、どのプランで、どれだけ収益に貢献しているのかを一目で把握でき、KPIのトラッキングや経営判断に活用いただけます。2. コホート分析で「継続率の壁」を突破新機能として、コホート分析が実装されました。顧客を「初回請求月ごとのグループ」で自動的に分類し、それぞれの継続状況や解約傾向を時系列で追跡可能に。3. 請求データの「顧客・商品」分析で収益の構造を深掘りさらに業種別や商品カテゴリ別に請求データを自動集計・分析できるようになりました。「どの業界の顧客が収益性が高いのか」「どの商品カテゴリがリテンションに貢献しているのか」など、商品戦略・営業戦略の見直しにも直結します。
上記のレポート機能は「レポート」オブジェクトから棒チャートやラインチャートで売上請求オブジェクトを指標に作成することが可能です。4. Stripeなど外部決済サービスとの連携がよりスマートに今回のアップデートでは、外部決済システムの決済ステータスの自動取得・更新を、Sankaのワークフローからだけではなく、Sankaのサブスクリプション画面から直接可能になり、より直感的な操作性を実現しています。その他のアップデート
その他軽微なバグ修正、機能改善が加わっております。2025-April
「HubSpot CRM連携機能」のご紹介
直近で非常に案件が増えているパートナー「HubSpot」との連携が大幅リニューアルされました。今回の更新で、Sankaの全機能が、HubSpot上で直接使えるようになりました。また、HubSpotユーザーとSankaユーザーを連動させることで、HubSpot上で作成されたレコードも、Sakaのユーザーログが残されるような仕様に変更されております。
HubSpot CRMとSanka ERPを連携することで、フロントオフィスとバックオフィスがシームレスに連動される唯一無二のトータルソリューションを提供できることになっております。
HubSpotとSankaを連携させることで、これまでHubSpotで弱いとされていたコマース(帳票管理、サブスク管理、在庫管理)はもちろん企業全体の生産性改善施策(予実管理、承認フロー、タスク管理)などがHubSpot上でできるようになります。これを機会にぜひHubSpot連携をお試しください。https://help.sanka.com/ja/articles/75-hubspot%E9%80%A3%E6%90%BAその他のアップデート
その他軽微なバグ修正、機能改善が加わっております。2025-March
新しくなった「アーカイブ機能」
新しくなった「アーカイブ機能」:多くご要望としていただいていた、アーカイブされたレコードを、通常のレコードと分ける機能をが実装されました。新しくなったアーカイブの専用ページからレコードを一覧することができるので、アーカイブ時にデータが混ざってしまってしまう事象や、有効化時にどのデータを有効化すべきか分からなくなるといった課題が解決されています。また、この変更に応じてビューのカラムから「利用ステータス」無くし、よりシンプルなデータ管理を実現しております。アーカイブ一覧はビュー管理のボタンから確認いただけます(以下スクリーンショット)
「従業員」オブジェクトとユーザー管理を統合
アーカイブ機能と同様に多くの機能要望があった従業員管理とユーザー管理の統合が実現されました。この変更により、ユーザーに従業員情報(勤務情報や契約)を追加することできるので、管理がよりシンプルにすることが出来ます。ワークフロー最適化
すべてのワークフローアクションを、承認アクション、オブジェクトレコードの作成 / 編集 / 変換 / 合算、レンケーサービスのインポートとエクスポートなど、小さなグループに分類しました。これにより、ワークフローをより簡単に理解し作成できるようになります。サーバーの最適化
一部の負荷の大きいタスクを小規模なサーバーに分割しました。これにより、他社のオペレーションの影響を受けることがなくなります。リアルタイムサポート
新しいチャットボットとヘルプセンターを実装しました。これにより、即座に回答を得られるだけでなく、より良いコンテキストを伴った専用のサポートを提供できるようになります。この改善が、顧客体験の向上につながることを期待しています。Sanka新ロゴ
最後に、新しいロゴができました!気に入っていただけると幸いです。